院長ごあいさつ

はじめまして。
I院長の伊藤恵利です。

バブルの全盛期、私は証券会社の新人OLでした。
時代の波に乗り、楽しく浮かれた毎日を過ごしていた記憶しかありません。
会社の飲み会も社員旅行も社内のイベントも全てが豪華絢爛で、今思うと夢を見ているようでした。
しかし、そんな夢の時代も長くは続かず、数年でバブルははじけてしまいました。
仕事もつまらない、私生活もつまらない、不満ばかりを訴え続けていた20代。
そんな私が現実逃避の手段として選んだのがワーキングホリデーという制度でした。
30歳を目前にしながら海外で働きながら旅をするというなんともお気楽なバックパッカーとなったのでした。
行先はニュージーランド。
バラ園や農場で植物の剪定やフルーツピックングなどの肉体労働をしたり（要は英語ができなかった）気の向くままに行先を決めない旅をしながら自由奔放な1年間を過ごしました。
そして、存分に英気を養い丸々と太って帰国。
もう、好きなことをし放題にしまくってきたのだからいい加減に落ち着かなければ！と、帰国後は再びOL生活に戻ります。
するとニュージーランドでの農作業と放浪の長旅の疲労がたたったのか、持病の腰痛が悪化して辛い、辛い痛みとの戦いが始まってしまいました。
整形外科では「年々辛くなっていくけれど、うまく付き合うしかない」と言われるし、レントゲンでは軟骨もしっかり潰れていて、リハビリに通っても少しも良くならない、もうお先真っ暗です。
相変わらず、仕事も以前と同様、嫌々通う毎日。毎朝の満員電車を想像するだけで具合も悪くなる。
気が付くと、身体だけでなく心までも病んでいました。
眠るためにも、昼間の眠気を覚ますためにも、痛みを和らげるためにも薬に頼る毎日。
そんな私がどういうキッカケで「整体」に興味を持ったのか、なぜか全く思い出せないのですが、突如、ある整体の専門学校の資料を取り寄せるという行動に出たのです。
その時点で、私は整体というものを受けたことが1度もなかったのに。
今考えても本当に不思議です。
しかし、興味を持ってしまったらもう止められません。
半年以上の年月をかけて上司や周囲を説得し、会社を辞めて入学した整体学校の運営する整体院でインターンをしながら整体を学ぶ生活がはじまりました。
こんなにも仕事にやり甲斐や楽しさを感じたことはありませんでした。
仕事は楽しくないもの、辛いもの、そんな概念が吹っ飛びました。
自らの意思で断薬し、気が付いたら身体も心もすこぶる元気になっていました。
今も整体の仕事ができることが楽しくて嬉しくて仕方がありません。
身体も心も若い頃よりも元気です！
患者様からも「元気で羨ましい」とよく言われます！
2008年に開業してから老若男女問わず多くの方の施術をさせて頂いております。
ここまで色々な回り道をしてきた私ですが、無駄な経験はひとつもなかったと思っています。
身体を壊したことも、心を病んだことも貴重な経験。そんな私だからこそお伝えできることが必ずあると信じています。
そして、それが皆様の健康のお役に立つことができ、喜んで頂けるとしたらそれは私にとってこの上ない喜びと励みになります。
身体のお悩みも、心のお悩みも、全てここに置いていくつもりでお越し頂けると嬉しいです。